『骸骨劇団とリリア feat.KAITO』製作メモ

→本編についてはこちら:第14回MMD杯本選『骸骨楽団とリリア feat. KAITO 』投稿

●PMMと出力設定
扱いやすさを考えてpmmはステージ単位で6個に分けました。
シーンとしては7つなのですが、金色市松の床のカーテンステージから暗転して街灯のみの場面になるところは1つのpmmにまとめてあります。
モーションをある程度修正して、冒頭のシーンからステージを設定してカメラをつけていき、背景が変わったら、そこから別pmmとして保存し前の部分のステージやエフェクトは削除という手順で作って行きました。


MMDでのAVI出力出力は1280x720、30fps、「UtVideo YUV4.22 BT.601(YLY2)」、Aviutlも同じで、つんでれんこの設定は、「n:ニコニコ用、n:プリセット アニメ・画質重視、y:プレミアム用、目標ビットレート:0(おまかせ)、リサイズなし、音声:128、y:音ズレ自動修正」。これで、3分21秒で総ビットレート3400kbps、81Mbyteのファイルが出来ました。


●シーン1(カーテンステージ-ピンク)
01

最初のシーン。
人形劇を意識したので、最初に額縁と幕を映します。額縁は板ポリにazyazyaさんの「金の額縁」の画像を貼り色を少し変えたもの。額縁アクセサリーもあったのですが、サイズが合わなかったので、板ポリ方式。
Aviutlで幕を加えるという方法もあったのですが、MMD内で幕モデルを使うと、ドールに影が落ちて人形劇っぽいので、こちらの方法にしました。
幕モデルは、開閉ができます。曲に合わせて開けます。


ステージはギン@砂Pのカーテンステージに、シンプルドームを合わせたもの。
WorkingFloorに手を加えて、円形の影で出るようにしたエフェクトを使用。
曲に合わせてグルーブボーンで上下移動モーションを加えました。後ろ姿でチマチマ動くところが気に入っています。
ぎるちーの後ろに窓が来るように、カットごとにステージを動かしたりもしています。
エフェクトは他に、o_Diffusion、XDOF、背景「汚し」エフェクト。


題字はAviutlで入れました。使用フォントは、「骸骨楽団」が「切絵字」、「と」が「ふい字」、「リリア」と「feat.KAITO」が「TT-JTCウインS6」です。

02

ぎるちーがアップになるシーンで、目の光が欲しかったので、Aviutlの編集でカスタムオブジェクトのフレアを瞳の上に乗せています。


●シーン2(ハロウィンステージ)
04

うつぎさんの「ハロウィンステージ」のテクスチャを変更して、カボチャなどを削除して使用しています。床がWIMっぽくなったことに後で気が付きました。
スカイドームは、怪獣対若大将Pの「スカイドーム 月の道M601」です。

03

そのままだと黒い服のぎるちーの姿が黒い建物に埋もれて目立たないので、モデルにシェーダーを設定しました。建物にはG_Shader_08_S1.fx(08_MOON)、ぎるちーの服にはG_ToonShader_08_S1.fx(08_MOON)。
さらに、モデルとステージの間にWhiteOutエフェクトを設定して、ぎるちーが浮き出て見えるようにしました。


歌詞に合わせて、板ポリで作ったオリオンを表示したり、カメラやスカイドームの位置を変えて、月を建物の陰に隠したり、月光に照らされた海を映したりしています。
流れ星は、Aviutlの編集でカスタムオブジェクトのフレアを使用。


エフェクトはo_DiffusionとXDOF。周囲を白く表示するCheapLensをうっすらと掛けています。


シーンチェンジは、Aviutlの「ワイプ(円)」を使用。


●シーン3(カーテンステージ-緑)
05

ステージはギン@砂Pのカーテンステージ(緑)に、シンプルドーム。カーテンステージは中央にあるカーテンが照明の影響を受けて色が変わるのが面白いです。
床は板ポリに大理石っぽいテクスチャを貼ったもの。
シーン1と同じくWorkingFloorに手を加えて、円形の影で出るようにしたエフェクトを使用。

エフェクトは他に、o_Diffusion、SvDOF、背景「汚し」エフェクト。

カメラはシンプルに見えますが、音に合わせて自然に見えるようにと頑張りました。


●シーン4(お屋敷の門ステージ)
06

zezeさんのお屋敷の鉄柵.xに、InstrumentsPの街灯.x。pmxではなくアクセサリー版なのは、サイズ調整と透明度を設定するため。街灯はAutoluminousとは違う方式で光っています。空の色と合わせてとても良い雰囲気になりました。
サブセット展開して光部分のみを表示したものをお屋敷の鉄柵の街灯にも設置してあります。
床は板ポリにテクスチャを貼ったもの。

スカイドームは、azyazyaさんのスカイドーム18とyudukiさんのスカイドームの2枚重ね。


ペープサートっぽく動くシルエットは、闇雨。さんの雑踏シルエット。「無くしたものを探している退屈な国の人たち」です。
ColorControlleで透明度をつけています。
曲のbpmに合わせて、すべての親のY位置を上下運動させて、X位置を移動させました。すごく面倒だった……。

07

降ってくる音符はラテさんの音符エフェクト。
門のシルエットをはっきり見せるためDOF系のエフェクトは入れず、o_Diffusionのみ。


08

最後の方で画面が白っぽく見えるのは、門と街灯の透明度を上げているため。

シーンチェンジは、Aviutlの「発光」。


●シーン5(金色市松床のカーテンステージ)
09

ステージはギン@砂Pのカーテンステージ(白)に、yudukiさんのスカイドーム、床は板ポリに市松テクスチャを貼ったもの。
暗転後に使用するため、街灯も読み込んで非表示にしてあります。

周囲にキラキラの枠が表示されていますが、これは透過した枠画像を作って、Aviutlで後でのせました。
ScreenTexエフェクトを使っても同じことができると思います。

10

骸骨楽団として、hzeo式KAITOに自作のガイコツヘッドを被せてピアノを弾かせ、モブ魔族たちにも楽器を持たせました。最初はピアノとトランペットとドラムだけだったのですが、配置のバランスを取るためにウッドベースも追加。


WorkingFloorエフェクトで床にモデルを映しているのですが、アクセサリーは上手く映らないので、xファイルのものをpmdファイルにして外部親を使ってくっつけたりと、苦労しました。

ガイコツヘッドはpmdにすると質感が変わってしまうため、xファイルのままです。だからよく見ると床にhzeo式KAITOの頭が映っていないのですが、ガイコツなんだから、床に映らないとか多少の不思議は平気だよねと、そのまま続行。


楽団員も映るようにするカメラ設定が結構たいへんでした。
カメラが回り過ぎると目がまわるので、ぐるっと回したあとは固定気味にしたり。
エフェクトはo_DiffusionとXDOF。


暗転シーン、xファイルのものは透明度を上げて消していきました。pmxモデルがうまく消えてくれず、試行錯誤の末pmx版のBlackOutを入れて透明度を下げていくことで、モデルを黒くすることに成功。描画順をいじって、ぎるちーだけは残しました。


●シーン6(街灯)
11

背景は黒い背景画像を表示。街灯をふたつ置いて、遠近感を出し、TexSnowLiteエフェクトで雪を降らせます。

自作の音符アクセサリーをAutoluminousで光らせました。
「わたしに色をつけて」という歌詞に合わせて、o_Bleach_bypassエフェクトで色を抜きます。


歌詞に「静かな朝」とあったので、少し明るくする演出を入れたほうが良かったかな。でもあとで、発光のシーンチェンジがあるので、暗いままでもいいか……。


●シーン7(カーテンステージ-白)
12

ギン@砂Pのカーテンステージ(白)ふたたび。照明で中央のカーテンをピンクにしています。スカイドームではなく、背景画像を使用。床は板ポリに大理石風タイルのテクスチャを貼ったもの。鏡面なしで、丸い影だけ表示。


途中からXDOFを強くして背景をぼかしました。飛んでいるのはサイズ大きめの「空中を漂う埃」


最初に使った額縁と幕をまた映して、人形劇の終わりを演出します。

本当はカーテンコールで、ガイコツヘッドをはずしたhzeo式KAITOとぎるちーとモブ魔族が挨拶するシーンを入れたかったのですが、モーション作るのが面倒になって、静画にしました。